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2013年3月6日水曜日

「企画展 成田へ-江戸の旅・近代の旅-(鉄道歴史展示室 東京・汐留)にいってみた(2013年3月6日)


(明治36年の『風俗画報』掲載の成田鉄道列車内の喫茶室 目録の表紙絵)

「成田へ-江戸の旅・近代の旅-」という企画展にいってみた(2012年12月11日~2013年3月17日まで)。復元された旧新橋停車場駅舎のなかの「鉄道歴史展示室」というミニ・ミュージアムの第30回企画展である。

日本の鉄道発祥の地である汐留に復元された旧新橋停車場の2階である展示スペースは小さいが、鉄道ファンとくに乗り鉄や、千葉県の成田街道に住んでいる者にとっては興味深い内容だ。

(この下に旧駅舎の基礎工事がある 筆者撮影)

成田というと、いまでは成田空港、正式名称は新東京国際空港を思い浮かべる人が多いだろうが、基本的には初詣客数におきてはつねにトップクラスの成田山新勝寺が中心にある。鉄道もまた、東京と成田を結ぶルートとして敷設された。

宗教施設への巡礼が鉄道のみならず、旅行業全般の発達をもたらしたことは洋の東西を問わないことである。

ヨーロッパを一人旅する旅人のとっての必携品である鉄道時刻表に、赤い表紙で有名なトマス・クックというものがあり、日本でもリプリントされている。このトマス・クックは、最近はあまりつかわれなくなっているがT/C(トラベラーズチェック)の世界ではアメリカン・エクスプレスよりも老舗なのである。

もとをたどれば、英国人の牧師であったトマス・クックが、キリスト教の聖地パレスチナへの聖地巡礼旅行の催行者となり、のちには旅行業者となったことに起源がある。

日本でも関西は言うまでもなく、関東でも神社仏閣への参詣ルートとして交通が発達した。その代表的な例が成田山参詣である。

江戸時代においては、江戸から出立して途中の船橋宿で一泊して成田山にいくというコースがもっとも一般的であった。このルートはまた城下町である佐倉と江戸を結ぶルートでもあった。このほか、一部を舟運を利用しりルートもあったようだ。


明治になってからはさまざまな交通機関が登場するが、街道沿いの宿場町にとどめをさしたのは鉄道の敷設である。まずはのちの国鉄成田線(現在のJR成田線)が千葉方向からと我孫子方向からのルートでのアクセスを可能とした。

この結果、さびれてしまったのが、鉄道ルートからはずれてしまった旧成田街道(いわゆる、なりたみち)の街道沿いにあった宿場町の船橋、大和田、臼井である。船橋はそれじたいが船橋大神宮の門前町であり、漁師町でもあり色街でもあり、そののちも発展を続けたが、大和田宿や臼井宿はさびれてしまったのである。

旧成田街道沿いにあらたに建設されたのが私鉄の京成電鉄である。京成(けいせい)とは読んで字のごとく、東「京」と「成」田から一字づつとって鉄道名としたものだ。東京でいえば、東「京」と八「王」子をむすぶ京王電鉄(・・かつては京王帝都)みたいなものだ。

京成電鉄の東京=成田間は、1925年(大正15年)に完成している。旧成田街道沿いに住み、京成電鉄のお世話になってきたわたしのような者にとっては、成田山参詣客をめぐる旧国鉄(いまのJR)と京成電鉄の熾烈な競争をさまざまな実物資料で見せてくれるこの展示会は興味深いものなのだ。

なお、会場では今回の企画展「成田へ 江戸の旅・近代の旅」の目録を700円で頒布している。市販はしていないので、ぜひ一冊購入しておきたいもの。

(「0哩(=ゼロマイル)標識」 筆者撮影)

新橋にいく用事がある人は、新橋駅から汐留まですこし歩いて鉄道歴史展示室にいってみるといい。

「汽笛一声新橋の~」ではじまる鉄道唱歌の新橋駅はじつは汐留である。ここが起点であるということを示したゼロマイル標識も保存されているが、鉄道ファンにとってはいつ訪れてもうれしいものだ。





<関連サイト>

「鉄道歴史展示室」(旧新橋停車場)
・・なお、「成田へ-江戸の旅・近代の旅-」という企画展は、2013年3月17日まで。






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