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2014年7月28日月曜日

サッポロビール園の「ジンギスカン」を船橋で堪能する-ジンギスカンの起源は中国回族の清真料理!?


かなり以前のことだが、札幌のサッポロビールのサッポロビール園の「ジンギスカン」を食べたことがある。

出張で札幌にいったとき、相手から「せっかくだから、飯でも食いましょう」という話になってサッポロビール園に連れて行っていただいた。屋外で食べるジンギスカンは旨かったという記憶がある。時期は冬であったが。

昨日(2014年7月27日)、ひさびさにジンギスカンを食べた。今回は札幌ではない。船橋である。サッポロビールの千葉ビール園は、千葉ではなくじつは船橋にある。船橋港の近くにビール工場が立地しており、レストランが併設されている。



暑気払いということで人数が集まったので、29日の「肉の日」ではないが、「ジンギスカン食べ放題、ビール飲み放題コース 2時間)をやってみた。

サッポロビールの経営だから、当然のことながらビールはサッポロビールである。大人数でワイワイいいながらなので、「男は黙って」と決めゼリフをクチにするわけにはいかないが(笑)。日曜日だが、ほぼ満員御礼状態であった。今場所(=名古屋場所)の大相撲並である。ジンギスカンは4人以上であらかじめ予約しておくことが必要だ。

内容は、ジンギスカン3種(=手もみラム、塩漬ラム、味噌漬ラム)食べ放題に飲み放題、料理3品がついたご宴会コース。

食べ放題とはいっても1時間も焼いて食べているともう満腹状態になる。20歳代であればもっと食べることができるかもしれないが、さすがに寄る年波には勝てないのか・・(残念)。一人当たり税込みで 4,900円。じっさいに食べてみて、この価格設定はなかなか巧みであるとわかった(笑)。



ところで、「ジンギスカン」という名称だが、これはモンゴル料理ではない。日本人が勝手につけた名称であることは、バイキングとおんなじだ。いずれも本国にはそんな料理はない(笑) wiikipedia英語版では、Jingisukan (ジンギスカン) is a Japanese grilled mutton dish prepared on a convex metal skillet or other grill. と説明されている。じっさいは、マトン(mutton) もあるが、ラム(lamb) のほうが多いと思うのだが。

では、どこの料理かといえば、中国の清真料理が起源らしい清真料理とはムスリム(=イスラーム教徒)の料理のことである。中国ではムスリムのことを回族といい、モスクである清真寺、イスラーム料理である清真料理店はどこにでもある。

wikipedia の記述によれば、「日本軍の旧満州(現中国東北部)への進出などを機に、満州で食べられていた清真料理の「烤羊肉」(カオヤンロウ)という羊肉料理が日本でアレンジされ、現在のような形式となったものとみられる」、とある。

おそらくそんなところだろう。ムスリムはブタ肉は絶対に食べないし、牧畜生活の中心はなんといっても羊である。だから羊料理としての焼き肉は、当然ながら存在する。肉といえばブタ肉を意味する中国では、清真料理という専用の飲食店がなければ、ムスリムは飲食が不可能なのである。

チベット、モンゴル、回族、ウイグル。いずれも大陸国家中国の辺境、あるいは内部にありながら、漢民族の中国ではない、さまざまな"少数民族"である。かれらは、草原の羊文化を共有している。

BSE(=狂牛病)問題でいっときラム肉が流行ったようだが、また下火になっているらしい。だが、来年2015年は未年(ひつじどし)。ふたたび業界をあげてブームを起こすべき時期にきているのかもしれない。羊肉はカラダにはいいし、とくにラムであれば匂いもきつくないのがいい。

羊肉を食べて、中国の少数民族問題を考える。といってもジンギスカンはハラールではないし、供されている羊肉は、おそらく豪州からの輸入ものだろうが・・・。

(レストラン内からも「南極探検船しらせ」の雄姿が見える)


<関連サイト>

札幌ジンギスカン倶楽部




<参考文献>

『世界ぐるっと肉食紀行』(西川治 文・写真、新潮文庫、2011)の「第4章 羊を食う」で、中国・モンゴル・トルコ・スペイン・モロッコの羊料理が紹介されている。(2015年1月7日 情報追加)




<参考文献>

中国の食文化について徹底的なフィールドワークを行った文化人類学者・石毛直道氏の『鉄の胃袋中国漫遊』(平凡社ライブラリー、1996)には、「精進料理と清真菜」という章があって、各種の清真料理が写真入りで紹介されている。





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・・「チベット、モンゴル、回民(=回族、中国のムスリム)、ウイグル。いずれも大陸国家中国の辺境、あるいは内部にありながら、漢民族の中国ではない、さまざまな"少数民族"である」

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(2014年7月30日 情報追加)




(2012年7月3日発売の拙著です)








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