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2011年7月20日水曜日

不動明王の「七誓願」(成田山新勝寺)-「自助努力と助け合いの精神」 がそこにある!


 昨年(2010年)7月に成田山新勝寺で「断食参籠修行」をした際に、護摩行に参加した折りにもらった「不動明王御真言」 と 「七誓願」 が書かれた名刺大の印刷物。

 不動明王(=不動尊)の画像を組み合わせてみました。成田山のものではなく、京都の醍醐寺の不動明王です。

 真言(しんごん)は、意味はわからなくてもとにかく唱えるマントラ(呪文)のようなもの。サンスクリット語(梵語)ですね。

のーまく さんまんだー
ばーざらだん せんだー
まーかろしゃーだー
そわたや うんたらたー
かんまん

 これは、不動明王の真言の中呪です。マントラの長さによって大中小があります。弘法大師空海が、留学先の中国から日本にもたらしたサンスクリット語のマントラを、そのままの音で伝えて現在に至るというわけです。

 不動明王(不動尊)は、サンスクリット語でアチャラ(acala)といいます。cala とは動くもの、a- は否定の接頭語であるので、a-cala は動かないもの、すなわち不動(尊)となるわけですね。日本語の語感だと、チャラチャラしてないのが不動尊といっても、不敬な発言にはならないでしょう。

 「七誓願」(私たちの誓い)を読んでみましょう。

・明るい笑顔で奉仕のはげみ-奴僕(ぬぼく)の行
・まごころこめて助け合い-羂索(けんさく)のおさとし
・苦難に耐えれば開ける希望-盤石(ばんじゃく)の決意
・精進努力に豊かな実り-燃えさかる火炎
・常に冷静 不動の心-ゆるぎなきみ心
・正しい判断さとりのめざめ-利剣(りけん)の智慧
・いただくご利益(りやく)みんなと共に-加持力(かじりき)


 むずかしいコトバが多いので注釈をつけておきましょう。

 奴僕(ぬぼく)とは、奴卑(ぬひ)や僕(しもべ)のこと。サーバントのことですね。奉仕(サービス)ですね。仏教ではなくキリスト教から発した経営思想にサーバント・リーダーシップというものがありますが、「明るい笑顔で奉仕」という仏教の教えもすばらしいですね。

 羂索(けんさく)とは、「デジタル大辞泉」の解説によればこうあります。《「羂」(けん)はわなの意で、もと鳥獣をとらえるわなのこと》5色の糸をより合わせ、一端に環、他端に独鈷杵(とっこしょ)の半形をつけた縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などがこれを持つ。

 利剣(りけん)とは、おなじく「デジタル大辞泉」の解説によればこうあります。1. 鋭利なつるぎ。よく切れる刀剣。2. 仏語。煩悩(ぼんのう)や邪悪なものを打ち破る仏法や智慧のこと。

 加持力(かじりき)とは、加持(かじ)のチカラのこと。「デジタル大辞泉」の解説によればこうあります。[名](スル)《(梵)adhihnaの訳。所持・護念とも訳す》仏語。1. 仏の加護。2. 密教で、仏の慈悲の力が衆生に加わり、衆生がそれを信心によって受持し、仏と衆生とが相応すること。3. 真言行者が、手に印を結び、口に真言を唱え、心を仏の境地におき、仏と一体になること。三密加持。4. 神仏の加護を受けて、災いをはらうこと。祈祷(きとう)と同意に用いる。
 

 さて「七誓願」(私たちの誓い)に戻ってみましょう。「3-11」後の日本では、心から納得できる内容じゃないでしょうか!? 

 要約してしまえば、個人レベルの自助努力と助け合いの精神。個人レベルの自発性が出発点にある、自助努力と助け合いの精神。自分ひとりだけで生きているのではないということ。

 これこそ、多くの日本人をつくりあげてきた精神ですね。

 へたな自己啓発書より不動明王の「七誓願」、と思ってしまうわたしです。「3-11」後は、文字面だけで​なく、心の底から身にしみてわかるようになりました。

 自分は自助努力はしなければならない。自分が自助努力する際も、仲間といっしょに努力したほうがよい

 言われてみれば当然の教え。しかも、ソーシャルメディア時代の「シェア」の発想にもよくフィットした教えでもありますね。でも、日本人はこんな単純なことも見失っていたような気がします。

 原点回帰して「自助努力と助け合いの精神」の両輪で生きてゆきたいものです。





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・・「(フラットな組織である)オーケストラにおいては、個々の演奏者が、いかに他の演奏者とのハーモニーをつくり出すことができるかということである」

(2014年9月13日、21日、26日、10月7日 情報追加)






(2012年7月3日発売の拙著です)







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