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2009年10月28日水曜日

"昭和ノスタルジー"な一夜・・・船橋漁港直送 「いわし料理 ふなっ子」にて




 千葉県の船橋は東京湾に面した漁港である、という話は船橋大神宮の奉納相撲について書いた際に紹介した。
 その船橋漁港から直送したイワシを26種類もの料理法で食べさせてくれるのが、「いわし料理 ふなっ子」である。船橋の美味いものはアサリだけじゃない。

 昨日、仕事の打ち合わせ(・・そろそろ社会復帰に向けた動きが始まりつつある)のために私を含めて3人が集まることになった際、浦和在住者の一人以外は、千葉県在住者が二人いるという理由で交通の便のいい西船橋に集まることにした。
 打ち合わせの後、どこか飲みにいくことにしましょうということなので、前からいってみたかった「ふなっ子」にしませんかと提案したところ、満場一致で賛成、さっそく予約をいれてもらった、という次第だ。その結果、打ち合わせ場所も東船橋駅前に変更。

 JR東船橋駅は船橋駅と津田沼駅の中間にある駅で、私の母校である千葉県立船橋高校のすぐ近くなのだが、高校時代はまだ駅は完成していなかった。しかも当時はまだ"国鉄"であった。
 大半の生徒は京成線のセンター競馬場前駅(・・当時の駅名、現在は 船橋競馬場前駅、そのまんまの駅名だ)から歩いて通っていたものだ。センター競馬場前駅の"センター"とは、いまはなき"船橋ヘルスセンター"のこと、健康ランドとして一世を風靡した船橋ヘルスセンターは、私の高校時代はまだ完全には閉鎖されておらず、スケートリンクに遊びにいった記憶がある。
 船橋ヘルスセンターの跡地は現在ららぽーと Tokyo Bay というSCに変化している。ららぽーとの第一号店である。船橋ヘルスセンターは、常磐ハワイアンセンターと並んで、古き良き昭和の大衆娯楽の一代総合レジャー施設であった。なつかしい響きである。昭和も遠くなりにけり、か。
  
 さて、「いわし料理 ふなっ子」だが、お店については様々なウェブサイトやブログで紹介されているので、あえて付け加えるものはない。屋上屋に架す、というものであろう。東船橋駅から歩いて数分のところにある。

 デザイナーのN氏、広告代理店営業のS氏それに私の3人は、はじめて来たので、店主におすすめをしてもらうことにした。
 いわしのユッケを食べたところ、あまりの美味さに異口同音に「これは美味い!」と口にする三人。さすが、店主が毎朝、船橋漁港から仕入れてくる新鮮ないわしである。このほかにも、いわしの刺身、いわしのコロッケ(!・・写真 いわしの腹にじゃがいもを詰め込んで油で揚げたコロッケ)、いわしのぬた・・・などなど、生ビールで数々のいわし料理を堪能した。

 美味いいわしに、美味い地酒で談論風発、奇しくも20歳代・30歳代・40歳代となった男性三人、酒飲めば世代差なんか気にすることもなく和気藹々、これは本当にいい店を見つけた、また打ち合わせはここでやりましょう、という結論に落ち着いた。

 店主に聞いてみると開業してから25年、私の高校時代にはまだなかったわけだ。店の壁面に描かれた魚の絵は、県立芝山高校の美術の先生が描いたものだということだ。
 「いわし」を切り口に、「いわし」を軸として確立したこのお店のコンセプトは、きわめて明確である。スモールカンパニー経営の原理原則にきわめて忠実であるといえよう。
 一階のお客さんの半分は常連さんのようだった。7時半も過ぎれば満員に。
 座敷に上がっていたわれわれ三人は、11時の閉店までえんえんと日本酒を飲み続けたのであった・・・


 店をでたあと県立船橋高校まで歩いてみた。市立船橋高校とは総武線を挟んで反対側にあるのだが、われわれは学校名を略して「船高(ふなこう」または「県船(けんふな)」といっていた。だから、「ふなっ子」というネーミングはなんんか親しみを感じる。♪ どじょっこだーの ふなっこだーのー 
 お店からは数分で到着、真夜中なのであまりはっきりとは見えなかったが、20数年ぶりに訪れた我が母校は、校舎の配置など昔とまったく同じで、なんだか懐かしいような、うれしいような気持ちになった。
 正門は昔よりもはるかに立派になっていたが、同行していたデザイナーN氏は自分の母校でもないのになぜかノスタルジーを感じる、といっていた。そういうものなのだろう。

 昭和ノスタルジーを満喫した一夜であった。
                     


<関連サイト>

船橋・イワシ料理店が新装 イワシ・船橋漁港の魚・地場野菜の三枚看板で (船橋経済新聞、2015年6月29日)
・・JR東船橋駅南口ロータリーに新装開店

Chef’s CHIBA、新たにイワシ料理専門店登録 船橋市内で初 (船橋経済新聞、2016年2月23日)

(2016年2月14日 項目新設)




(2012年7月3日発売の拙著です)





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