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2015年1月25日日曜日

「イスラーム国」登場の意味について考えるために-2015年1月に出版された日本人の池内恵氏とイタリア人のナポリオーニ氏の著作を読む



英語で ISIS や ISIL と省略形で表現される「イスラーム国」(The Islamic State)について、ようやく日本語で読める情報が増えてきたのは喜ばしい。

なぜなら、人質となった日本人が殺害されるという事態が発生した以上、イスラーム国の存在は、もはや日本と日本人には無縁だとは言い切れなくなったからだ。

これまでわたしは英語情報中心に見てきたが、英語情報には英米特有のバイアスがかかるので限界がある。このためできれば、アラビア語の情報を分析できる著者による日本語情報も見ておきたかった。わたしはアラビア語は読めないので、選択肢が限定される。
  
イスラーム国登場の意味と実態について知るには、『イスラム国-テロリストが国家をつくる時-』(ロレッタ・ナポリオーニ、文藝春秋、2015)と、出版されたばかりの『イスラーム国の衝撃』(池内恵、文春新書、2015)の2冊がもっとも適当だろう。関連本はできれば3冊以上、最低でも2冊以上の「束」で読むべきである。
  


まずは、後者の『イスラーム国の衝撃』から。アラビア語を駆使する気鋭のイスラーム研究者・池内氏の本は政治思想史と国際関係論から迫った良書。この本を読めば、イスラーム国登場の意味をザックリとつかむことができる。1973年生まれの著者は、20歳代のはじめに「オウム事件」(1995年)という無差別テロ事件を同時代人として知っている。
   
『イスラム国-テロリストが国家をつくる時-』は、英米で教育をうけたファイナンスの専門家でテロリストの資金調達の解明から踏み込んだテロ問題の政策アドバイザー1955年生まれの著者は、ローマ生まれのイタリア人という立ち位置。イタリアはかつて1960年代の終わりから1980年代にかけて「赤い旅団」による極左テロの嵐が吹き荒れた国である。



池内氏とナポリオーニ氏は、「テロリストによる国家建設」という同じテーマを分析していても、よって立つ専門分野が異なり、しかも世代が違うので、つづけて読むとイスラーム国についての理解が補完的な意味で深まることになる。

ともに英米圏の出身者ではないので、英語情報との距離の取り方に注目するべきだろう。なぜ英米が、ISIS や ISIL という呼称を使いたがるのか、両者ともに重要な示唆を与えてくれる。米国政府も英国政府も、ともに「イスラーム国」(Islamic State)を「国家」(state)としては認めたくないのである。あくまでもテロリスト「組織」とみなしたいのである。

池内氏は、イスラーム思想そのものに即しての記述である。とくにアラビア語圏における「終末論」についての考察は見逃せない。ナポリオーニ氏は、経済と財政という、世俗的な要素に即しての記述である。冷戦後のグローバリゼーションとの関係からの分析も見逃せない。

両者をあわせて読むと、「補完的」だというのはそういうことだ。ビジネパーソンとしては、より世俗的な分析に重点をおいたナポリオーニ氏のほうが面白いが、より根源的な理解に迫ろうとするなら池内氏のアプローチもきわめて重要だといえる。

いずれにせよ両者に共通しているのは、イスラーム国をたんなるテロリスト集団とみなしていては本質を見誤るという指摘である。イラクの北部地域と西部地域とシリアの一部で、すでに実質的に「領土」を支配下においているのであり、「国家」建設を目指しているという点に注目しなければならない。
   
両者ともに指摘しているが、仮に軍事力でイスラーム国を壊滅の追い込むことが可能だとしても、同じような志向をもったイスラーム過激派組織がつぎからつぎへと発生することが避けられないのだ。

すくなくとも一冊は読んでおきたい本として推奨しておきたい。



『イスラーム国の衝撃』(池内恵、文春新書、2015)

目 次

1. イスラーム国の衝撃
2. イスラーム国の来歴
3. 蘇る「イラクのアル=カーイダ」
4. 「アラブの春」で開かれた戦線
5. イラクとシリアに現れた聖域
6. ジハード戦士の結集 傭兵ではなく義勇兵
 ジハード論の基礎概念
 ムハージルーンとアンサール-ジハードを構成する主体
 外国人戦闘員の実際の役割
 外国人戦闘員の割合
 外国人戦闘員の出身国
 欧米出身者が脚光を浴びる理由
 「帰還兵」への過剰な警戒は逆効果-自己成就的予言の危機
 日本人とイスラーム国
7. 思想とシンボル-メディア戦略 すでに定まった結論
 電脳空間のグローバル・ジハード
 オレンジ色の囚人服を着せて
 斬首映像の巧みな演出
 『ダービク』に色濃い終末論 90年代の終末論ブームを受け継ぐ 終末論の両義性 預言者のジハードに重ね合わせる
8. 中東秩序の行方 分水嶺としてのイスラーム国
 1919年 第一次世界大戦後の中東秩序の形成
 1952年 ナセルのクーデタと民族主義
 1979年 イラン革命とイスラーム主義
 1991年 湾岸戦争と米国覇権
 2001年 9・11事件と対テロ戦争
 イスラーム国は今後広がるか 
 遠隔地での呼応と国家分裂の連鎖
 米国派遣の希薄化
 地域大国の影響力
むすびに
文献リスト

著者プロフィール

池内恵(いけうち・さとし)
1973年東京生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授(イスラム政治思想分野)。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興会アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。中東地域研究、イスラーム政治思想を専門とする。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年、大佛次郎論壇賞)『書物の運命』(文藝春秋、2006年、毎日書評賞)『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2008年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。





『イスラム国-テロリストが国家をつくる時-』(ロレッタ・ナポリオーニ、文藝春秋、2015)

目 次

この集団の名称について

用語集

はじめに 中東の地図を塗り替える(Introduction  Redrawing of the Middle East) 

 タリバンやアルカイダとは違う

 世界の多極化を熟知しその感激をつく

 多くのスンニ派の人々にとっては頼もしい政治運動と映っている

 彼らは道路を補修し、食糧配給所をつくり、電力を供給した

 他のテロ組織から学ぶ

 彼らが犯罪者でなくなる時

序章 「決算報告書」を持つテロ組織(The New Breed of terrorism?)

 「決算報告書」を持つテロ組織

 冷戦下のテロ組織と何が違うか?

第1章 誰が「イスラム国」を始めたのか?(From al Zarqawi to al Baghdadi) 

 テロリストは国家をつくれるか?

 アル・ザルカウィの伝説

 バグダディの登場

 バグダッド・ベルト

 写真を残さない男

 アルカイダとの路線対立

第2章 中東バトルロワイヤル(Reheasals for the Caliphate) 

 パレスチナ解放戦線という先行例

 一夜にして敵味方が逆転する今日の代理戦争

 代理戦争の政治的矛盾をつく

 人質を転売する市場

 テロをビジネス化し経済的自立を果たす

 シリアにおける最初の偽装国家の建設

 制圧地域内では予防接種も行われるようになる

第3章 イスラエル建国と何が違うのか? (The Paradox of the New Rome) 

 ユダヤ人がイスラエルを建国したように

 戦士たちを制服地域の女性と結婚させる

 イスラエル建国とイラン建国

 「イスラム国」が国際社会で認知される日は来るか?

第4章 スーパーテロリストの捏造(The Islamist Phoenix) 

 「ニューヨークでまた会おう」

 スーパーテロリストの捏造

 予言は公言することで実現する

 欧米は重大な動きを見落としていた

 カリフ制国家の訴求力

 あえて近代的な運営をする

第5章 建国というジハード(The Modern Jihad) 

 欧米の民主主義的価値観を越えるもの

 大ジハードと小ジハード

 「建国」という新しい概念をジハードに与えた

 「アルカイダは一つの組織にすぎないが、われわれは国家だ」

第6章 もともとは近代化をめざす思想だった(Radical Salafism) 

 サラフィー主義は、もともとはアラブの近代化をめざす理想だった

 植民地化によって過激な反欧米思想に変質

第7章 モンゴルに侵略された歴史を利用する(The New Mongols) 

 なぜ虐殺をするのか

 タクフィール、背教者宣言

 13世紀のモンゴル人によるイラク侵攻

 欧米は敵を誤っていた

 本質は宗教戦争ではなく、現実的な政治戦争

第8章 国家たらんとする意志(Contemporary Pre-Modern Wars) 

 崩壊過程の国民国家の血を吸って

 なぜシリアとイラクなのか

 第三次世界大戦の性格

 「イスラム国」の戦いと他の武装集団の戦いは違う

 近代国家の再定義

終章 「アラブの春」の失敗と「イスラム国」の成功(Epilogue The Arab Spring and The Islamic State) 

 欧米の軍事介入の行方

 第三の道はあるか

謝辞

ソースノート


著者プロフィール
ロレッタ・ナポリオーニ(Loretta Napoleoni)
1955年ローマ生まれ。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で国際関係と経済学の修士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで哲学修士号を取得。ハンガリー国営銀行に就職、通貨フォリントの兌換通貨化を達成、そのスキームは、後にルーブルの兌換通貨化にも使われる。北欧諸国政府の対テロリズムのコンサルタントを務め、各国の元首脳が理事をつとめる民主主義のための国際組織「Club de Madrid」の対テロファイナンス会議の議長も務める。邦訳書に『ならず者の経済学』(徳間書房、2008)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものに補足)。




PS 『イスラム国-テロリストが国家をつくる時-』(ロレッタ・ナポリオーニ、文藝春秋、2015)については、このブログでよりくわしく取り上げているので、関心のある方は、そちらもご参照いただきたい。(2015年1月30日 記す)。



PS 「イスラーム国」(or 「イスラム国」)という呼称について

NHKは2015年2月13日から「イスラム国」の呼称を変更することを発表した。

過激派組織ISについて

2月13日NHKは過激派組織について、これまで組織が名乗っている「イスラミックステート」を日本語に訳して「イスラム国」とお伝えしてきましたが、この組織が国家であると受け止められないようにするとともに、イスラム教についての誤解が生まれないように13日夜から原則として「過激派組織IS=イスラミックステート」とお伝えすることにしました。(*ふとjゴチックは引用者=さとう)

 「過激派組織IS=イスラミックステート」というのはえらく長い。わたしは「自称イスラム国」でいいのではないかと思うのだが・・・ (2015年2月14日 記す)




<関連サイト>

イスラム国現象が巻き起こす“負の連鎖”の仕組み-シリアの混乱が世界に広がる可能性 (菅原 出、日経ビジネスオンライン、2015年1月6日)

イスラム国 恐怖政治の実態-中東研究センターの保坂修司氏に聞く-(時事ドットコム、2014年)

思い立ったら新書−−–−1月20日に『イスラーム国の衝撃』が文藝春秋から刊行されます

中東・イスラーム学の風姿花伝
・・「池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます」

『イスラーム国の衝撃』プレヴュー(1)目次と第1章(池内恵、BLOGOS、2015年1月4日)

「イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ (池内恵、フォーサイト、2015年1月21日)
・・関連情報のリンク先あり


イスラム国現象が巻き起こす“負の連鎖”の仕組み-シリアの混乱が世界に広がる可能性 (菅原 出、日経ビジネスオンライン、2015年1月6日)

イスラム国 恐怖政治の実態-中東研究センターの保坂修司氏に聞く-(時事ドットコム、2014年)

イスラム国ではなく「ダーイシュ」、 弱点を突いて解体せよ 元バアス党員と元イラク軍人たちが夢想した世界とは (松本 太、JBPress、2015年2月6日)
・・サラフィー・ジハード主義者と元バアス党員や元イラク軍人という二項対立を抱える「イスラーム国」

イスラム国の「真の狙い」など存在しない 錯綜した人質事件の情報(前篇)(黒井文太郎、JBPress、2015年2月3日)

イスラム国は日本を特に重視しているわけではない 錯綜した人質事件の情報(中篇)(黒井文太郎、JBPress、2015年2月10日)

コラム:イスラム国が人質焼殺映像で得たもの (Peter Van Buren、ロイター、2015年2月12日)
・・「イスラム国は日本人の人質2人とヨルダン軍パイロットを殺害し、メッセージをインターネット上で拡散し、それによる戦略的利益を得た。・・(中略)・・イスラム国はこれが「主義の戦い」であることを理解している。主義や思想は爆撃でダメージを受けることがないことも分かっている。そのような戦いでは、本質的に勝ち負けは存在しない。ただ壮大な戦いに苦しむだけだ。・・(中略)・・そもそもイスラム国への対応は依然として米国の手に委ねられているが、米国は自身の中東でのプレゼンスがまさに戦いの悪化を招いていることを理解しているようには見えない。」

IS人質殺害事件:日本国内評論を総括する 日本は間違いなく標的の1つ 一神教の研究(その9)(宮家邦彦、JBPress、2015年3月3日)

コラム:「イスラム国」との戦争はどう終わるのか (ロイター、2015年6月23日)
・・「つまり、イスラム国との戦争がどう終わるかという質問は、実際のところ、戦争後のイラクとシリアがどんな姿になるのかという問いを意味する。・・(中略)・・ 非国家組織と国家の間には、非常に大きな差がある。国家は国際的財政援助を求めたり、武器を購入したり、他国政府からの諜報支援を期待することもできる。イスラム国は武装組織としては資金力があるかもしれないが、すでに限界を感じているはずだ。」


(2015年2月11日、13日、3月6日、6月23日 情報追加)


<ブログ内関連記事>

書評 『イスラム国-テロリストが国家をつくる時-』(ロレッタ・ナポリオーニ、村井章子訳、文藝春秋、2015)-キーワードは「近代国家」志向と組織の「近代性」にある


■国際テロリズム

書評 『グローバル・ジハード』(松本光弘、講談社、2008)-対テロリズム実務参考書であり、「ネットワーク組織論」としても読み応えあり

映画 『ゼロ・ダーク・サーティ』をみてきた-アカデミー賞は残念ながら逃したが、実話に基づいたオリジナルなストーリーがすばらしい


中近東と東地中海(レバント)

書評 『イラク建国-「不可能な国家」の原点-』(阿部重夫、中公新書、2004)-「人工国家」イラクもまた大英帝国の「負の遺産」
・・第一次世界大戦終了後のオスマン・トルコ帝国崩壊にともない、サイクス=ピコ秘密協定で、イラク側は英国の権益とされた

書評 『新月の夜も十字架は輝く-中東のキリスト教徒-』(菅瀬晶子、NIHUプログラムイスラーム地域研究=監修、山川出版社、2010)

書評 『中東新秩序の形成-「アラブの春」を超えて-』(山内昌之、NHKブックス、2012)-チュニジアにはじまった「革命」の意味を中東世界のなかに位置づける

『イスラエル』(臼杵 陽、岩波新書、2009)を中心に、現代イスラエルを解読するための三部作を紹介


「アラブの春」とその終焉

書評 『エジプト革命-軍とムスリム同胞団、そして若者たち-』(鈴木恵美、中公新書、2013)-「革命」から3年、その意味を内在的に理解するために ・・エジプトもまた大英帝国の植民地であった


■米英中心の国際メディアがもつ意味

書評 『国際メディア情報戦』(高木 徹、講談社現代新書、2014)-「現代の総力戦」は「情報発信力」で自らの倫理的優位性を世界に納得させることにある


■終末論

「宗教と経済の関係」についての入門書でもある 『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』(島田裕巳、文春新書、2009) を読む
・・イスラーム研究の若き俊秀・池内 恵の処女作『現代アラブの社会思想-終末論とイスラーム主義-』(池内 恵、講談社現代新書、2002)について触れてある

書評 『オウム真理教の精神史-ロマン主義・全体主義・原理主義-』(大田俊寛、春秋社、2011)-「近代の闇」は20世紀末の日本でオウム真理教というカルト集団に流れ込んだ


極左テロ・極右テロ-日本・ドイツ・イタリア

マンガ 『レッド 1969~1972』(山本直樹、講談社、2007~2014年現在継続中)で読む、挫折期の「運動体組織」における「個と組織」のコンフリクト

映画 『バーダー・マインホフ-理想の果てに-』(ドイツ、2008年)を見て考えたこと
・・ドイツの極左テロを描いた映画。ドイツも、イタリアも、日本も、戦後の1960年代後半に「極左テロの嵐が吹き荒れた

書評 『裁判官と歴史家』(カルロ・ギンズブルク、上村忠男・堤康徳訳、ちくま学芸文庫、2012)-初期近代の「異端審問」の元史料を読み込んできた歴史家よる比較論
・・イタリア新左翼の活動家であった著者の友人がマコ込まれた裁判弁護のために書かれた本

マンガ 『テロルの系譜-日本暗殺史-』(かわぐち かいじ、青弓社、1992)-日本近現代史をテロルという一点に絞って描き切った1970年台前半の傑作劇画

「ユートピア」は挫折する運命にある-「未来」に魅力なく、「過去」も美化できない時代を生きるということ

(2015年1月30日 情報追加)



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