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2012年9月23日日曜日

「地下鉄博物館」(東京メトロ東西線・葛西駅高架下)にいってみた(2012年9月23日)


先週のウィークデーのことだが、地下鉄博物館にいってみた。

東京メトロ東西線の東陽町駅で下車して用事をこなしたあと、次のアポイントメントまでしばらく時間があるので、この機会を利用して立ち寄ってみることにした。いつも気になっていたが、わざわざそのために行く気にはならなかったからだ。

地下鉄博物館は、東西線の葛西駅で下車してすぐ。高架下にあるというめずらしい立地の博物館である。しかも高架下の横長の敷地を利用した、間口が狭く奥行きの深いものとなっている(・・下図参照)。

(地下鉄博物館で配布しているパンフレット)

地下鉄とはいえ、東西線は全線のうち約1/3にあたる、南砂町駅と西船橋駅のあいだは地上を走っており、しかも高架なのである。高架下の有効利用という観点もあるのだろう。


博物館の見所

大人の入場料210円と思ったより安かった。自販機で「入館券」の切符を買って自動改札をとおるという趣向が面白い。出口には改札はないので「入館券」は回収されない。そのままお土産として持って帰ることができるので安心してよい(・・冒頭に掲載した写真を参照)。



目玉の展示は、日本の地下鉄第一号である銀座線の1001型車輌と丸ノ内線の旧型車輌の展示である。実物大の模型ではなくホンモノだ。

(左が銀座線、右が丸ノ内線)

とくに銀座線の昭和レトロ(・・戦前の!)がいい味を出している。もし展示スペースがあるなら、佐倉の国立歴史民俗博物館に展示したら面白いかもしれない。

銀座線の1001型車輌 の車内)

基本的に小中学生用の学習用施設であるので、子どもにとっては楽しいミュージアムであろう。子どもは基本的にみな電車好きだから。

日本における地下鉄の歴史からはじまって、地下鉄の運行、地下鉄工事、地下鉄車輌のしくみ、日本と世界の地下鉄、そしてシミュレーターがある。シミュレーターは「電車でGO」みたいなものだが、なぜか大人がずっと占拠していて、いっこうに空かないので試運転するのはあきらめた(笑)

(シミュレーターの前に居座る大人たち)

基本的に東京メトロの博物館なので、東京メトロ(旧 帝都高速度交通営団)にかんするものが中心であるが、日本だけでも主要地方都市には地下鉄ネットワークがはりめぐらされているのはすごいことである。


日本と世界の地下鉄の歴史

日本の地下鉄第一号は、上野と浅草間をつないだ銀座線であるが、開通は1927年(昭和2年)である。いまから85年前のことだ。「東洋唯一の地下鉄道」という当時のキャッチコピーは文字どおりのもので、欧州と米国以外では初めてのものであった。

世界最古の地下鉄は大英帝国時代のロンドンで1863年のことである。英国では地下鉄のことを subway とはいわずに tube(管:くだ) といっているのは、車輌が小型のためだろうか。

東京メトロのメトロはフランスのメトロ(metro)からきているのだろうが、メトロとはメトロポリタン(metropolitan)の略である。「首都の」という意味だ。

だが、欧州大陸での地下鉄第一号は意外なことにパリではなく、ハンガリーのブダペストであり、1896年のことであった。ブダペストの一号線だが、東京の銀座線の旧型車輌とよく似た車輌で、ひじょうに浅い地下を走っている。

(ブダペストの地下鉄一号線)

戦後の社会主義時代に開通した地下鉄は、ひじょうに深い地下を走っているのはソ連の影響であろう。車輌の一部はいまだにソ連製のものが使用されている。

東京メトロの場合は、ひじょうに複雑なネットワークとなっており、東京には長く住んでいても乗り換え駅のすべてを把握するのは難しい。二重三重に路線が交差するので、新路線になればなるほど地下深くトンネルを建設する必要に迫られる。


アジアの地下鉄

アジアでは中国や韓国はもちろんのこと、シンガポールやタイでは都市交通の重要な担い手となっており、インドでも開通、今後はベトナムやインドネシアでも建設が計画されている。

シンガポールやタイのバンコクでは地下鉄は MRT(エム・アール・ティー) と呼ばれている。MRT とは Mass Rapid Transit(大量高速輸送)の略で、地上を走るバスなどの大量輸送機関が交通渋滞の原因になっているので、その解消のために建設が推進されているものだ。

メトロとはちがってあまり情緒のある表現ではないが、地下鉄本来の役割を端的にあらわしたものだといっていい。

しかも、東京メトロでは南北線でしか導入されていない転落防止用のホームドアがバンコクの MRT では標準装備となっている。あたらしい開発であるからこそ、最新の技術の導入が可能となっているわけだ。

(バンコクのMRT駅構内-南北線のようなホームドアが導入されている)


地下鉄の歴史そのものが長い日本であるが、南北線に限らず顧客サービスや安全面にかんして、さらなる積極的な新技術の導入を図ってもらいたいものだと思う。


地下鉄の歴史を振り返り、そして技術の発展について考えてみるのは大人の感想だ。小中学生にとっては学習用施設であるが、大人はもっと大きな枠組みで地下鉄について考えてみるのもよい。

「地下鉄博物館」の楽しみかたは、さまざまなものがある。気が向いたら一度訪れてみるとよいだろう。

(東京メトロ東西線の葛西駅ホームにある案内)






<関連サイト>

地下鉄博物館(公式サイト)


<ブログ内関連サイト>

本日12月6日は「聖ニコラウスの日」
・・地下深くにある千代田線・新お茶の水駅について

はじめてバンコク国際空港から高速鉄道(エアポート・リンク)に乗って市内に入ってみた

国立歴史民俗博物館は常設展示が面白い!-城下町佐倉を歩き回る ①

書評 『鉄道王たちの近現代史』(小川裕夫、イースト新書、2014)-「社会インフラ」としての鉄道は日本近代化」の主導役を担ってきた

(2016年7月23日 情報追加)



(2012年7月3日発売の拙著です)





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