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2012年6月16日土曜日

ボリウッド映画 『ロボット』(2010年、インド)の 3時間完全版を見てきた-ハリウッド映画がバカバカしく見えてくる桁外れの快作だ!


ボリウッド映画 『ロボット』の完全版を見てきた。

『ロボット』(原題:Enthiran、英題:The Robot)は、2010年製作のロボットもののSFアクション映画の超大作。本家本元のハリウッド映画がバカバカしく見えてくる桁外れの快作である。

インド映画としては破格の37億円を費やし製作したという。それで興行収入が100億円超でインド映画史上最大ということだからたいしたものだ。

もともとは短縮版で日本公開されたようだが、完全版を見たいという声が集まって完全版上映にこぎつけたという。どうせ見るなら、インドで上映された3時間の完全版で見たいではないか!

というわけで、銀座シネパトスで見てきた。初日である。先着200名にレトルトの本格インドカレーのプレゼントというのに引かれたわけではないが、この劇場はミニシアター的な規模で、座席も完全自由制。シネコンで見るのとは違って、こういうインドっぽい雑然とした環境も悪くない。

ただ惜しむらくは、3時間の長丁場の映画で一回も休憩がないこと。インド映画なんだから、インドの上映作法に従ったほうがいいいと思うのだが・・・

「ターミネーター」×「マトリックス」×「ブレードランナー」×「スターウォーズ」・・・といったてんこ盛りの濃い内容に、さらにお約束の歌と踊りが脈絡なく挿入されるという映画。しかもなぜかアンデスの高地マチュピチュでのダンスシーンが・・・(唖然)



どんなストーリーか見ておこう。

この映画は、第24回東京国際映画祭(2011年10月)で、『ラジニカーントのロボット(仮)』として上映されたらしいので、そのサイトから紹介文を引用しておこう。

作品解説

製作費37億円、世界興収100億円超の2010年インドNo.1の大ヒット映画。『ムトゥ踊るマハラジャ』のラジニカーントが「心」を与えられたロボットに扮し、やがて失恋の痛手で極悪ロボットに豹変して世界を破壊。善悪の彼岸をわれらがラジニ様がジェットコースターのように昇降する!

あらすじ

バシ博士(ラジニカーント)は、アンドロイドロボット、チッティを開発する。彼は踊り、歌い、戦い、すべてに人間以上の能力を持つ。しかし、命令どおりにしか行動できないし、人間のようにウソもつけない。人間の感情を理解することもできない。バシは、問題ない程度に感情を理解できるよう、彼を改造した。チッティはすっかり変わり、人間の心を持つ。彼は、バシの婚約者サナ(アイシュワリヤ・ライ)に恋焦がれ、結婚式場から彼女を連れ去った。バシは、凶悪な暴君と化したチッティを破壊する決意をした。

 (オリジナル公開時のポスター)

ボリウッド映画が日本で話題になるのは、あの衝撃的だった 『ムトゥ 踊るマハラジャ』というタミル語映画以来である。しかも主演は、そのラジニカーント。博士とロボットの一人二役である。映画には「スーパースター」という枕詞も入る。ひさびさに見たが、さらに中年の渋さを増していた。

ラジニカーントについて wikipedia の記述を引用しておこう。映画のなかでは渋い中年だが、実年齢はすで『ロボット』公開時で60歳を過ぎていたとは!

ラジニカーント(Rajinikanth、1949年12月12日~)は、インドのタミル・ナードゥ州のマラータ人俳優である。カルナータカ州バンガロール出身。Rajni Kanth, Rajnikant などと綴られることもある。愛称は「Super Star Rajni」。
下層階級の出身でありながら、トップ映画スターにのし上がったことで、インド庶民の間で絶大な人気と支持を得ている。それまでのインド映画スターは、「白い肌」「美男」「富裕層」「コネあり」がふつうだったが、彼は「褐色の肌」「おっさん顔」「貧困層」「コネなし」だった。現在初老というべき年齢になっているが、いまでも精強な中年男を演じている。彼が出演作で多用した「人差し指と小指を立てた手を突き出すポーズ」はインド人では知らぬ者はいない決めポーズとなっている。学校や病院を建てたり、被災地を援助したり、貧困者・被差別女性を支援するなどの活動をしている。『ムトゥ 踊るマハラジャ』のヒットにより日本でも名が知られ、「ボリウッド映画」の世界進出により世界的な知名度も高まりつつある。(太字ゴチックは引用者=わたし) 

ロボット』もまたタミル語映画である。だからボリウッド映画といっても、映画の舞台も製作も、ほとんどが南インドのチェンナイ(旧マドラス)である。チェンナイは行ったことがないが、映画で見る限りでは、インドのその他の大都市と同様、前期代のスラムと美しい大学キャンパスやハイウェイという近代が混在しているようだ。

セリフにはかなりの頻度で英語がまじるので、その部分は聞き取れるのだが、タミル語の聞き取りはまったく困難。かつて国語学者の大野晋博士が「日本語のタミル語起源説」を主張していたが、聞き取れた日本語は、機械関連メーカーのヒライとワサビだけ。あとは、「ありがとうございます」という日本語がなぜか流れているほかは、「ロボだ」、「ロボだ」、とダンスシーンでは連呼していた「だ」は、タミル語でそういう意味なのだろうか?

ロボットと善悪の問題などむずかしいテーマや、ロボットと創造者である神のテーマというのは、日本人にはピンとこないかもしれないが、ヒンドゥー教世界でもキリスト教世界と同じく重要なテーマであることは伏線にある。

まあそんなことはさておいて、ハチャメチャさそのものを楽しみたい。最後の40分はジェットコースターのような急展開。
    
アクションシーンもすごいが、歌と踊りのシーン、とくにロボットのダンスシーンもまたすごい

インド映画では歌と踊りは約束事なので、前後の脈絡なくいきなり歌と踊りになるのだが、といってもミューカル映画というわけでもない。しかし、歌と踊りのないインド映画なんて想像もできない。

とにかくこの映画は、圧倒的な存在感である。まさにインド観光省のキャッチコピーである「インクレディブル・インディア」(Incredible India)そのものだといっていい。日本語でいえばアンビリーバボーということ。

こんな映画がインドだけではなく、周辺諸国でも上映されているわけだ。インドのいまを知る意味でも、ぜひ見ておきたい映画である。百聞は一見にしかず!

(オリジナル公開時のポスター)





<関連サイト>

映画『ロボット』公式サイト(日本版 音声注意!)
Endhiran the Robot Movie Website (オリジナル 公式ウェブサイト 音声注意!)

映画『ロボット』予告編 (日本版トレーラー)
Endhiran trailer (オリジナル・トレーラー)

Naina Miley - Endhiran (Robot) Song HD
・・ロボットのダンスシーンは実写!まさに圧巻!

Boom Boom Robo Da (Robot)
・・このなかで「ロボだ」「ロボだ」と連呼される

Robot (2010) -BluRay- Hindi full Movie.mp4/1080p HD popular movie
・・2時間51分の全編。タミル語。字幕なし

インド観光省「インクレディブル・インディア」(Incredible India)

(日本語の)クレオールタミル語説(wikipedia 大野晋の項)





<ブログ内関連記事>

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書評 『巨象インドの憂鬱-赤の回廊と宗教テロル-』(武藤友治、出帆新社、2010)

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ボリウッド映画

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(2015年2月8日 情報追加)



(2012年7月3日発売の拙著です)









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