「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2024 禁無断転載!



2011年9月26日月曜日

「ナマステ・インディア2011」(代々木公園)に立ち寄ってみた-五感をフルにしてでインドに最接近


 ナマステ!

 昨日(2011年9月25日)の日曜日、「ナマステ・インディア2011」(代々木公園)に立ち寄ってみた。

 代々木公園で開催される恒例のお祭りで、昨年につづいて二年連続で訪問したことになる。

 毎年春の恒例のイベントとなっている「タイ・フェスティバル」が、「3-11」の影響で今年は中止になたのがまことにもって残念なのだが、まあ「インド・フェスティバル」でよしとしようか。

 「ナマステ!」(Namaste !)とは、インドだけでなく、ネパールでも使われる合掌スタイルをしながらする挨拶のコトバのことだ。

 中央ステージでは、大音響のインド音楽にあわせて、インド舞踊のパフォーマンス。見て、聞いて、そして楽しむ。とにかく楽しむのだ。平和はほんとうにありがたい。


「ナマステ・インディア2011」会場とNHKホールとの往復運動で「聴覚」と「味覚」の世界を行ったり来たり

 「ナマステ・インディア2011」会場は、物販や飲食が中心で、日本にいながらにしてインド気分を味わえる。

 来ているのは日本人が圧倒的に多いが、インド人の姿もかなり見られる。インド人は男どうし、カップルや家族などで来ている。在日インド人にとってもまた楽しいイベントだろう。

 日本人にとっては、楽しみはなんといっても本場のインド料理だろう。

 かくいうわたしも、じつはカレーを食べるのが目的でお昼の時間帯に会場に到着するようにスケジュールを調整したのだが、その直前の予定が30分以上長引きこれは断念、オペラ鑑賞の幕間(休憩時間)を利用して、インド・フェスティバルに立ち寄ってみたというわけだ。

 じつは、この日は朝からてんこ盛りのスケジュールだったのだ。

 朝から順番に、「没後50年・日本民藝館開館75周年-暮らしへの眼差し 柳宗悦展」に行ってから、その足で日本民藝館(駒場)まで行き、渋谷駅構内では岡本太郎の壁画「明日の神話」を見てから、原宿にいって用事をすませ、それからオペラを鑑賞するためにNHKホールについたときには、すでにオペラが始まる10分前。これじゃあとても「ナマステ・インディア2010」に立ち寄っているヒマはない。

 オペラについては、このブログに バイエルン国王ルードヴィヒ2世がもっとも好んだオペラ 『ローエングリン』(バイエルン国立歌劇場)にいってきた-だが、現代風の演出は・・・ と書いた。「没後50年・日本民藝館開館75周年-暮らしへの眼差し 柳宗悦展」については、「没後50年・日本民藝館開館75周年-暮らしへの眼差し 柳宗悦展」 にいってきた として書いておいた。あわせてごらんいただけると幸いである。



 オペラ会場の NHKホールでは、ワーグナーの『ローエングリン』。「ナマステ・インディア2011」会場で聴きいったのはベンガルの宗教音楽。なぜか、このベンガル音楽のリズムにカラダが動いてしまう。

 西欧と南アジア、このまったく対照的な音の世界を往復していると、あまりにも両極端だなと思いつつ、インドではインド音楽にどっぷりと浸りきり、オペラの会場にもどってオーケストラによる前奏曲を聴くと、ただちに西欧音楽の世界のまっただなかに没入する。われながら不思議な感じだ。

 少なくとも音の世界に関しては、日本人である以上、日本的な感性が DNAレベルで継承されているとはいえ、じつは明治時代以来の西洋音楽一点張りの教育で、耳は西洋音階で作られているのである。だから、西欧音楽に違和感を感じないのは当たり前なのだ。

 その意味では、むしろインド音楽のほうが違和感があって当然なのだが、これもまたワールドミュージックが大量に流れ込んできた世代に属しているわたしの世代は、多くの種類の音楽を享受できる環境にあるのが幸いしているというべきか。ジャンルを超えて、「いいものはいい」とハッキリいえるのもありがたいことだ。
 
 味覚のほうは、音楽がかかわる聴覚よりも保守的なので、ある一定以上の年齢になるとあたらしい味覚は生理的に受け付けないようだが、幸いなことにわたしの世代の人間は、20歳代はじめの頃から、世界中の料理を食べる環境に恵まれてきたので、舌が肥えているというよりも、多様な味をそのまま味わう術を身につけているといえる。

 カレーだってそうだ。日本のカレーライスはすでに日本食の定番となっている和食(?)だろうが、インドのカリーとはおおきく異なる。しかも、ナンでカリーを食べるようになったのは、そう昔のことではない

 五感をつかって洋の東西をで比較してみるのもおもしろい。日本(人)というポジションがいかにユニーク(=唯一無二)なものであるかを実感することができるわけなのだ。





<関連サイト>

「ナマステ・インディア」


<ブログ内関連記事>

「ナマステ・インディア2010」(代々木公園)にいってきた & 東京ジャーミイ(="代々木上原のモスク")見学記






(2012年7月3日発売の拙著です)







Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!



end