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2011年7月4日月曜日

本日(2011年7月4日) は「アメリカ独立記念日」(Independence Day)-独立から 235年のアメリカは、もはや若くない!?



 本日7月4日は「アメリカ独立記念日」である。インデペンデンス・デイ(Independence Day)という。今年は土日とあわせて三連休のようだ。

 1776年に英国から独立を勝ち取った「アメリカ独立革命」からことしで235年、若い若いと思っていた米国も、もはや若くはないのかもしれない。

 ちょうど英語を勉強し初めてから二年目の中学二年生のときに bicentennial という英語を知った。「200年祭」という意味である。

 『NHK 続・基礎英語』はやたら文法も単語も難しくて、とても「基礎英語」の「続」とは思えないような内容だったが、ちょうど 1976年が「独立200年祭」の年にあたっており、テキストに収録されたスキットもそれにちなんだ内容になっていたのだった。

 安田さんという講師の先生の名前よりも、アシスタントをつとめていたマーシャ・クラカウアーさんのほうがのちのち有名になった。Marsha Krakauer とつづるのだが、クラカウアー(Krakauer)という名字が、ポーランドのクラクフ(Kraków)からきていることを知ったのは、いまからせいぜい10年くらい前のことだ。

 話題がそれてしまった。



 独立記念日の7月4日にちなんだ映画といえば、トム・クルーズ主演の反戦(?)愛国映画 『7月4日に生まれて』(Born on the Fourth of July)をあげておくべきだろう。監督は『プラトーン』のオリバー・ストーン。

 何の疑問もなく海兵隊員となってベトナムで瀕死の負傷をおった主人公が、車いす生活を強いられたなかで、戦争の意味を知るようになり、ついにはワシントンでの反戦デモに参加するまでにいたるという内容。1989年度の作品である。

 7月4日という日のもつ意味づけが、米国というコンテクストのなかで明らかになる。あまり言及されることがないが、良心的な作品であるとわたしは思っている。

 この映画が日本で公開されて映画館でみた年、わたしははじめて米国本土に足を記したのであった。それはちょうどいまから21年まえの今頃のことだ。このことについては、ちょうど一年前の本日、早いもので米国留学に出発してから20年!-それは、アメリカ独立記念日(7月4日)の少し前のことだった と題してブログに書いておいた。

 そういえば、7月4日は休日だったなあと、いま思い出した。

 その後、だいぶたってからだが『インデペンデンス・デイ』(Independence Day)というハリウッド映画が制作されている。1996年度の作品だ。

 内容は荒唐無稽(こうとうむけい)な B級SF映画で、独立記念日の前に、米国全土が地球外生命によって制空権を奪われ、攻撃までの最後通牒まであとわじかに迫った危機をいかに切り抜けるかという内容だ。

 たいした内容の映画ではないのだが、「思考実験」としては面白いものがあった。世界政府樹立のためには、地球全体に侵略を行う「共通な敵」の存在が不可欠、ということを示していたから。

 この映画は、ソ連崩壊によって冷戦構造が1991年に崩壊し、米国が外敵を求めていたころ製作された作品である。いまから10年前の 2001年に「9-11」同時多発テロが起こる前だからこそ、制作が可能だったといっていいだろう。1990年代はまだ、冷戦構造崩壊による「平和の配当」などという、いまから考えれば、じつにのんきなことが平気でクチにされていた時代である。 

 この時代背景については、「フォーリン・アフェアーズ・アンソロジー vol.32 フォーリン・アフェアーズで日本を考える-制度改革か、それとも日本システムからの退出か 1986-2010」(2010年9月)を読んで、この25年間の日米関係について考えてみる で日米関係史のコンテクストとしてふりかえっておいた。

 7月4日という米国史においてはシンボリックな一日に、すこし米国現代史についてふりかえってみた。

 おもえば「独立200年祭」(Bicentennial)でお祭り騒ぎだった頃のアメリカは、南部のピーナッツ畑からきたというふれこみのジミー・カーター大統領の時代であり、まだ若かったような気もする。その後、1979年の「イラン・イスラーム革命」で人質となった在テヘラン米国大使館員救出作戦の失敗という不手際から、だんだんとかげりが見え始める前のことだった。

 「独立200年祭」から35年たったいま、すでに衰退の影さえ見え隠れするアメリカは、すでに若いとは言えないのかもしれない。

 往年の輝きを失っていることは、誰にも否定できないであろう。オバマ大統領の誕生も、それを阻止できなかったのだとすると・・・。








<関連サイト>

BORN ON THE FOURTH OF JULY - HQ Trailer (1989)
・・映画『7月4日に生まれて』(Born on the Fourth of July)(1989年度)公式トレーラー(英語版)

Independence Day Trailer
・・『インデペンデンス・デイ』(Independence Day)(1996年度)公式トレーラー(英語版)



<ブログ内関連記事>

早いもので米国留学に出発してから20年!-それは、アメリカ独立記念日(7月4日)の少し前のことだった

「フォーリン・アフェアーズ・アンソロジー vol.32 フォーリン・アフェアーズで日本を考える-制度改革か、それとも日本システムからの退出か 1986-2010」(2010年9月)を読んで、この25年間の日米関係について考えてみる




(2012年7月3日発売の拙著です)








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