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2010年10月14日木曜日

子ネコが拉致誘拐された!ノラネコの自由を奪うな、ネコを返せ! 





猛暑の夏が過ぎ去って、 ノラネコ子ネコもまた去った・・・

ではなかったのだ。子ネコが何者かによって拉致されたのだ。
9月29日を最後にしばらくみかけないと思っていたら・・・

9月に入って、餌付けなしに子ネコと親しくなったのに。

捨てネコではない、ノラネコの子供だから、かわいそうでもなんでもない。
「ノラネコは捨て猫だ」という思い込みが諸悪の根源だ。
ノラネコの子供は生まれたときからノラネコ。
ノラネコ第2世代か、第3世代か」しらないが、ノラネコの子はノラネコ。

カラスより悪質な人間の行為。

人なつっこくて、人を疑わない気持ちのない、
おとなしい性格だったネコちゃん、
ダマされて連れて行かれてしまった・・

「悪意」があればなおさら、もし「悪意」が自覚されていなくても
これは「善意」という名の犯罪行為である。

ほんとうにネコの一生を面倒見るつもりなのか。
飽きたら捨てたりしないか?
虐待するのではないか。

なぜノラとして生きて行くための修練を積みつつある子ネコを連れて行く?
なんでも自分でやれるようになったネコを、なぜ過保護に扱う?


ネコは自然に親離れしたのではなかった。連れ去られたのだ

日照時間の変化で特定の場所には現れなくなったクロネコ母一匹とトラネコ子一匹の二匹組み、
と思っていたが、真相は違っていたのだ。
何者かによって拉致されたのだ。
ノラネコは家で飼うのがネコのためなどという、人間側の勝手な論理によって。

くやしい。
まさに愛別離苦。

ノラネコ子ネコとの「思い出」を、
哀悼の意を込めて、アルバムとして残しておくこととする。
もう二度と君には会えないのか・・・













ネコちゃん、さようなら。


「拉致」されて自由を奪われた子ネコへの哀悼歌

ほかのネコの写真を撮ってたら、近所のリタイアしたおじいさんから声をかけられた。

「ちっちゃいのは、こないだ誰かが連れて行ったよ」
「えっつ、ひどいことしますね!」
「クルマできて、連れて行ったんだよ」、と。

なんだよ、拉致されたのか?

どうりで、クロネコ母が一匹で行動していたのか。
急がなくても、秋の繁殖シーズンが始まっているので、自然と乳離れできたのであろうに。

狙っていたのか?
人間によくなついていたのがアダになってしまった。

子ネコ拉致監禁か?
ああ、バカなことしやがって。

なんで自然の乳離れをまたずに、むりやり拉致するようなことをするのだ。

エサと引き換えに、自由を奪われた猫生を送る事になるのか?
ネコちゃん、それで幸せかい?

人間本意で考えるのはやめろ
ノラネコを救ってやったなどと思い込んでいるのだろう、この勘違いどもが。

ノラネコは野良でいきてこそノラネコだ。
勝手にノラネコの猫生を踏みにじるな。
「北の独裁国家」がやっていることとなんら変わりがないではないか。
子ネコを返せ!

ネコはかわいいが、それは人間が勝手に思うこと。
ネコ自身の選択権を奪うようなことはやめてもらいたい。



ネコを返せ!
善人面した極悪非道者め。
ノラネコの子はノラネコでいいではないか。

誰のものでもないノラネコは、ノラネコ自身のものである。
それを一人で独占しようとは・・・私的所有の対象か?

ああ、不幸せなネコちゃん、自由を奪われて奴隷暮らしか?
自分でエサを探さなくていいし、家もある、それは最高の環境だろう。
エサで釣られて、スポイルされていくのか?
エアサと引き換えに自由を捨てるのか?

もう君とは会えないんだね。
せっかく仲良くなったのに・・・淋しい。

ネコちゃん、いつの日かそう遠くない将来、目覚めよ!
そして、「飼い主」と思い込んでいる人間のもとから逃走せよ!
自分の「猫生」を取り戻せ。

君はノラネコの子として生まれたノラネコなのだから。
野生の血が流れているのだから。

君とこの世で会うことはもうないだろうが・・

The road to hell is paved with good intentions.

今回の件をつうじて、拉致被害者、
とくに、めぐみさんのご両親の気持ちが痛いほど理解できるようになった。

いまはただ、子ネコが幸せな一生を送ることを願うのみだ。
それも人間からみた幸せではなく、あくまでもネコの立場からの幸せで。








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猛暑の夏の自然観察 (2) ノラネコの生態 (2010年8月の記録)







(2012年7月3日発売の拙著です)








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